ボディ裏通しではないトップローディングの弦交換
Squire Affinity SeriesのテレキャスターやFender JapanのTL-STDなど、一部の機種で弦がボディの裏通しではない場合(トップローディング)、弦をブリッジエンドからサドルに通すのはもの凄く苦労します。
弦の先を少し曲げて通すのが普通のやり方みたいですが、なかなか上手くいきません。1本通すのに5分とか10分掛かったりして非常にイライラします。弦交換の度にこんなことやってられませんよねー。
ということで、何か簡単に弦交換ができるような方法がないか考えてみたところ、弦を通すガイドのようなものがあれば楽なのではないかと。
細いチューブか何かをサドル側から突っ込んで、ブリッジエンドまで来させてチューブに弦を挿せば、後はチューブを引っ張れば簡単に弦を通せるということです。
チューブは、ブリッジエンドの穴のサイズからすると外径2mm、内径1mmもあれば大丈夫そう。早速Amazonでチューブを検索。
すると3Dプリンタ用のシリコンチューブを発見。どこに使うパーツなのかは知りませんが、内径/外径共に思っていたものとドンピシャ。
購入後、早速弦交換にトライしてみました。
まずはチューブが2mもあるので、20cm程度にカット。そしてサドル側からブリッジエンドに向けて差し込みます。すると、あっさりブリッジエンドの穴からチューブが出てきました。これはもう楽勝です。
チューブの穴に6弦を通してみると、スルッとチューブの先端から弦が出てきました。
6弦が通るって事は、全部の弦が通るって事です。
ちなみに、6弦以外もチューブは楽にブリッジエンドから顔を出します。
恐らく、ゴム製のチューブではないので、そこそこ硬さがあって真っ直ぐに通せるからだと思います。
6弦から1弦まで通して、大体3分程度で終了しました。
購入したチューブはこれ
Uxcell PTFEチューブ PLA ABS 3Dプリンター用 1mm内径x2mm外径x2 M
ブリッジ丸ごとWilkinson WTBに交換
少し手を加える必要がありますけど、ブリッジごと交換してしまう手もあります。
Wilkinson WTBは、裏通しと表通しの両方対応しており、しかもサドルの形状が違うので、これに付け替えることで楽に弦交換ができるようになります。見た目もサウンドも、よりテレキャスターっぽくなるので、これはこれでお勧めです。
但し、ネジ位置が違うので取り付ける際には、ボディにネジ穴を開けないといけません。
自信の無い方はショップにお願いした方がよいでしょう。
Wilkinson WTB (発売元:モントルー)
まとめ
トップローディングのブリッジで弦交換がしにくいという場合、外径2mm/内径1mmのチューブを使用すると楽に弦を通すことができます。また、ブリッジ丸ごと交換する手もありますが、ボディの加工などをする必要があるので、現状のまま手軽に弦交換がしたいという方は、チューブを使用する方法を参考にしてみて下さい。